桟敷：え？もうあそこ行かないの？
牧人：うん、そうしよっかな。　最後に今晩だけ、お邪魔してきます。
桟敷：そっか～…。　ちなみに、何で？
牧人：…なんとなく、今が潮時かなって。 心配だった事も、無事に落ち着きましたし。

後ろ：楽しかったね、本当。　これからも皆とは、他の場所でもいっぱい話せるといいね。
牧人：はい！　…うん、これからも……　話せると、いいな。

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（記述　by後ろ）

そんな訳で、かれこれ数カ月の間、某所には通い詰めで本当にお世話になりました。
この長いようで短い期間の中で、あの場所からは沢山の幸せが生まれたなぁと
客人の1人の目からみてもしみじみ思います。

もちろん、これで終わりではないでしょう。むしろまた新しい始まりが生まれたばかりです。
これからも、牧人共々、皆様とあの幸せな空間を、ひっそりと応援しております。

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（机の上に、自前のものとは違うらしき折りたたみ傘を置き）

「……『今日は』…か」


（独りごちた後、綻ぶように笑った）


「ありがとう、先輩たち。」